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安全で良質な水道水を供給します 

荒木浄水場の水処理と水質管理

 「県南地域住民の生活向上と地域発展に貢献する」

 福岡県南広域水道企業団
荒木浄水場の水処理

  水道は、住民の生活及び社会の諸活動全体の基盤として不可欠な存在となっています。 しかし、原料である水源の汚濁や様々な化学物質の流入、 水道水に混入したクリプトスポリジウムによる集団感染症の発生及び近年の渇水傾向などにより、 良質な原水を得て安定した水処理を行うことが、水道の今日的な課題となっています。 そこで、福岡県南広域水道企業団荒木浄水場では、次のような対策を行うことにより安全で良質な水道水を 安定して供給するように努めています。 
●原水への活性炭注入

  福岡県南広域水道企業団では、安全で良質な水を造るために、全国に先駆けて、 水道水中の農薬を総量で低減する厳しい目標値を設定し、粉末活性炭注入により処理しています。 また、この処理によりトリハロメタンも低減化することができます。 

(活性炭処理設備)
活性炭
●病原性原虫対策 

 原水中に、塩素消毒が十分に効かない病原性原虫(クリプトスポリジウム等)が混入しても、 これを除去するために、凝集処理の強化及び適切なろ過水濁度管理を行い、安全性を確保しています。 

(水質自動計器の点検)
自動計器
●徹底した水質管理

 水質基準を満足することはもちろん、より厳しい独自の水質目標を設定しこれをクリアする浄水処理を行うと共に、 魚類監視や高度な分析機器を導入してあらゆる角度から水質検査を行い、常に安全で良質な水を送っています。  また、万が一の水質事故にも自己検査により迅速に対応します。

(カメラによる魚類監視)
魚類監視
(浄水用)         (原水用)
水質管理

 安全で良質な水道水を供給するためには、水源が良好な状態に保たれるとともに、 日常の浄水処理が、原水の水質変動や処理状況の変化に応じて適切に行われなければなりません。 そのために企業団では、水源から浄水場及び構成団体の配水池までの水質管理を行うとともに、 より良質な水道水を造るための浄水処理方法などの調査・研究を行っています。 また、配水池から水道のユーザーである需要家の家庭等の蛇口における水道水の安全性確保については、 給水を行っている水道事業(市や町の水道)が行いますが、 企業団では、独自の水質検査設備を持っていない水道事業の水質検査を受託して実施しています。
●水源地では 

 水源となるダムや筑後川などの水源地では、富栄養化状況や水質の変化による浄水処理への影響を調査するために、 毎月1回水質試験を行っています。



(水源地の採水)
水源地採水
●浄水場では
 毎日、水道水を送り続けるために、浄水場ではひと時も休むことなく、原水の水質変化を把握し、 浄水処理状況を絶えず監視しながら、安全でおいしい水づくりを確実に行っています。 また、水道法に基づく基準51項目、水質管理目標設定27項目その他の水質検査を毎月1回行い、 安全性を確認しています。

●配水場では
 配水場は、浄水場からご家庭への水の中継点です。企業団が水道用水を送っている14箇所の配水場でも、 水道法に基づく水質検査を毎月1回行い、安全性を確認しています。

(浄水場処理過程のサンプリング)
サンプリング
(農薬類の検査:ガスクロマトグラフ質量分析装置)
ガスクロマトグラフ質量分析装置
(生物類の試験:顕微鏡観察)
顕微鏡観察

水質基準とは

  水道水の水質は、水道法第4条に基づき水質基準が定められています。 現在の水質基準は、最新の科学的情報をもとに平成15年5月に改正され、平成16年4月から施行されました。 また、水質基準を補完するものとして、将来にわたり水道水の安全性の確保に万全を期する見地から 「水質管理目標設定項目」定められていました。

■水質基準項目(51項目)
 水道水が人の健康に対して安全かどうか、また利用する上で支障がないかを確認するために、 法律に基づいて全ての水道が守るべき水質の基準が定められています。

 ○健康に関連する項目については、人の健康に関して一生涯にわたって水道水を飲んでも 健康に影響が出ない水準をもとに、安全性を十分加味して設定されています。 (例)一般細菌、シアン化物、水銀、カドミウム、鉛、ヒ素、ふっ素、トリハロメタンなど

 ○水道水が有すべき性状に関連する項目については、生活用水として利用するうえで支障のない、 あるいは水道施設に対して障害を生じるおそれのない水準として設定されています。

 (例)濁度、色度、臭気、鉄、マンガン、硬度、陰イオン界面活性剤、フェノール類など


 ■水質管理目標設定項目(27項目)
  ○水質管理目標設定項目は、将来にわたり水道水の安全性の確保に万全を期する見地から目標値が定められています。 企業団では、この項目も基準と同様に位置づけて検査を行い、水質管理に活用しています。

  これらの水質検査結果については、精確(精度よく正確)な測定値を得るために分析方法 ごとの標準操作手順書を備えて検査を行うと共に、国等で行われる外部精度管理にも参加して 十分に満足できる結果を得ています。 

 また、福岡県南広域水道企業団では、安全で良質な水を安定して供給するために確実な浄水処理と、 きめ細かな水質管理を行い、これらの項目を全てクリアした安全で良質な水道水をお届けしていますので、 安心してご利用いただけます。

  また、現在の水道水質基準は、最新の科学的情報をもとに平成15年5月に改正され、平成16年4月から施行されます。福岡県南広域水道企業団では、この水質基準改正に対応できる浄水処理、水質検査を実施します。
 (細菌類の検査)
細菌類の検査   
(金属類の検査:ICP質量分析装置)
ICP質量分析装置

おいしい水とは 

 水の「おいしさ」とは、のどのかわき具合など飲む人の体調や、気温、湿度などの環境条件 によって変わるので一概に決めることは難しいのですが、一般的に「水温が低い」、 「異常な味や臭いがない」、「適度なミネラルを含む」ときにおいしく感じるといわれています。 昭和60年に厚生省が設置した「おいしい水研究会」で明らかにしたおいしい水の要件と比べてみると、 企業団の水道水は「おいしい水」の範囲に入っていることがわかります。 

おいしい水の要件との比較表
項   目 簡  単  な  説  明 要   件 企業団の水
蒸発残留物 主にミネラルの含有量を示し、量が多いと苦み、渋味などが増加し、適度に含まれると、こくのあるまろやかな味がします。 30〜200mg/L 99mg/L
硬   度 ミネラルの中で量的に多いカルシウム・マグネシウムの含有量を示し、硬度の低い水はくせがなく、高いと好き嫌いがでます。一般的にカルシウムに比べてマグネシウムの多い水は苦みが増します。 10〜100mg/L 41mg/L
遊離炭酸 水に含まれる炭酸ガスのことです。この成分は、水にさわやかな味を与えますが、多いと刺激が強く飲みにくくなります。 3〜30mg/L 2.5mg/L
過マンガン酸 カリウム消費量 有機物量を示し、多いと渋味をつけ、多量に含むと水の味を損ないます。 3mg/L以下 1.2mg/L
臭気強度 水につくにおいの強さを数字で表したものです。数字が大きくなるほど不快に感じます。 3以下 1(異常なし)
残留塩素 水にカルキ臭を与え、濃度が高いと水の味をまずくします。 ※0.4mg/L以下 0.5mg/L
水   温 夏場に水温が高くなると、あまりおいしくないと感じられます。 20℃以下 18.1℃
● 企業団の水の数値は、荒木浄水場浄水の平成15年度平均値です。 

※ 水質管理目標設定項目(平成15年10月厚生省通知)による残留塩素の目標値は1mg/L以下とされています。 
★ よりおいしく飲むためには、次のような方法があります。
 @水を沸とうさせる。(残留塩素を低下させ、カルキ臭をなくします)
 A水を冷やす。(冷蔵庫で15℃程度以下にするとおいしく感じられます) どちらもご家庭で簡単にできますので、お試しください。

 トリハロメタンとは
  トリハロメタンとは、水道の原水中に含まれている有機物質と塩素消毒に使用する薬品とが反応してできる化学物質で、 クロロホルム、ジブロモクロロメタン、ブロモジクロロメタン、ブロモホルムの四物質をいい、 これらの合計を総トリハロメタンといいます。このトリハロメタンには発ガン性があるため、 水道水質基準が定められており、この基準値は、生涯にわたって水道水を飲み続けても人の 健康に影響を及ぼさないよう充分な安全性を加味して決められています。 福岡県南広域水道企業団では、浄水場及び配水池の水について定期的に水質検査を行い、 トリハロメタン濃度に応じた活性炭処理を行うことで、蛇口におけるトリハロメタン濃度を低く維持 するように努めていますので、安心してお飲みいただけます。なお、トリハロメタンは揮発性があるため、 フタをはずした容器で水を3〜5分間沸とうさせることでほとんどなくなってしまいます。
福岡県南広域水道企業団 施設部 水質センター
〒830-0062 福岡県久留米市荒木町白口55番地
TEL:0942-27-1563  FAX:0942-27-1795
E-mail:問い合わせ


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